2025年9月『瑞穂小学校』

更新日:2025年10月29日

9月11日(木曜) 人権教育授業 講演会

授業参観後に、講演会を開催しました。
講師は伊藤真波さん。元パラリンピック競泳日本代表選手です。
テーマは「あきらめない心」でした。

 

講演会には、たくさんの保護者や地域の皆様とともに、パラリンピックを学んだ3年生等の子どもたちも参加して熱心に聴き入っていました。

伊藤さんは、「看護師になる夢」を目指した学生時代に交通事故で右腕を失う大けがを負われました。
夢をあきらめずに、大変な苦境との戦いを多くの支えや励ましで乗り越えられ、日本初の「義手を使った看護師」となり、夢を叶えられました。

また、事故に遭ってしまった時や入院中などの率直な心情や、「できない」と言ったら負けだと思い「助けてほしい」が言えなかったこと、誰かに助けてもらわないと何もできない私が看護師になっていいのか不安でいっぱいだったこと等も語ってくださいました。

伊藤さんは、伊丹市在住で子育てにも奮闘中です。また、瑞穂小学校の近くのお店に買い物や食事に来られることもあるそうです。
ご苦労は多いようですが、「『できない』と言ったら助けてくれる人がいる」とのお話が心に残りました。そのような瑞穂小学校にしたい!と思いました。

最後に、演奏用の義手を使ってバイオリン演奏も披露していただきました。
大きな感動が会場いっぱいに拡がりました。

世界の皆さんと支え合える社会を作るため、瑞穂の子どもたちが相手のことを考えて行動できる「優しい心」をさらに輝かせていきたいと思いました。

 

9月11日(木曜) 人権教育授業参観

この日の未明には大雨警報が発令され、授業参観の開催が危ぶまれましたが、早朝には解除になりましたので、2学期初めての授業参観を行うことができました

今回は、人権教育の中でも「ハンディキャップのある方への理解を深めること」をテーマに行いました

  

子どもたちは、たくさんの保護者の皆様に囲まれて、各学年に応じた内容をしっかり学んでいました
そして、友達と意見を交流し、考えを深めていました

すべての方が幸せになる社会を目指して、共生の心をさらに育てていきたいと思います