学校経営の重点
令和6年度 学校経営の重点等
伊丹市立伊丹高等学校
1 教育方針
1 教育目標
「人格の完成を目指して知・徳・体の調和を図り、平和的な国家及び社会の形成者として資質の向上に努め、心身ともに健全で個性豊かな人間を育成する」
2 基本方針
(1) 自立の精神を養い、正しい判断力と実践力の育成を図る。
(2) 豊かな情操の育成と基本的な生活習慣の確立を図る。
(3) 学習意欲を向上させ、生徒個々に応じた学力を伸長する。
2 学校経営の重点
1 本年度の重点目標
”可能性への挑戦” 伸びる力をより伸ばす市高教育の実践
~グローバル人材育成プロジェクトの発展をめざして~
市高のめざす6つのキーワード
(1) グローバル人材の育成に向けた多様な取組の充実と推進
(2) 主体的・対話的で深い学びの上に立つ、探究力と自己教育力の育成
(3) 自己実現をめざし、よりよく生きるためのキャリア教育の推進
(4) 地域を理解し、交流を通して地域に貢献できる人材の育成
(5) 小学校、中学校、特別支援学校等との学校間連携の強化(学びの継続性)
(6) 他者と協働して、新たなものを創造する力の育成
<目標を達成するための方策>
(1) グローバル人材の育成
「グローバル・コミュニケーションコース」での取組を基に、すべての教員が関わって語学力・コミュニケーション能力を育成する。英語を中心とした語学力、特にその運用力を向上させることに加え、積極性・チャレンジ精神・柔軟性などの資質や態度を身につけさせるため、体験的で視野の広い学習機会を提供する。また、商業科においても全商英検への取組を強化するなど、全教員でグローバル人材の育成に力を入れる。また、コロナ禍では不可能であった海外との交流の機会を増やし、国内留学やオンライン交流と併せて海外と繋がる様々な経験をサポートする。また、コロナ禍において海外での研修が困難な中、国内留学やオンライン交流の機会を設け、海外と繋がる様々な経験をサポートする。
(2) 自ら学び続ける力(探究力)の育成
「伸びる力をより伸ばす市高教育の実践」を教職員一丸となって推進する。具体的に、自ら学び続ける力(探究力)の育成に向けて、自分で課題を見つけ、探究する力を養う学習ができるよう、すべての授業で工夫する。また、学習過程の手法として「主体的・ 対話的で深い学び」を積極的に取り入れ、全学年BYODによる生徒1人1台端末を活用した新しい学びにも継続して対応する。そのために教職員の授業改善、研究や研修を一層促進し、生徒の学力向上に努める。新しい教員の研修制度も積極的に活用する。
(3) キャリア教育の推進
進路指導をキャリア教育と位置づけ、「キャリアプラニング能力」を育成する。自己の将来像を描き、学習することや働くことの意義・役割について深く学ばせる。また、大学等や企業等1・2年生による伊丹市内インターンシップ事業を拡充するなど、自己の未来を自ら切り拓く力を身につけるための意欲や向上心を育成する機会を多く設ける。
(4) 地域に貢献できる人材の育成
100年を超える本校の長い歴史を踏まえ、生徒に伊丹のよさを再確認させ、地域との交流の機会を引き続き設け、将来にわたって「伊丹を愛する」人材を育成する。特に、商業科で実施する企業とのコラボ商品の開発や販売実習等、また部活動が地域と繋がる機会を模索し、「伊丹に愛される」市高を目指す。
(5) 学校間連携の強化(学びの継続性)
市立高等学校の強みを生かし、幼保こども園、小、中、特支との密接な連携をとることで生徒の育ちと学びの継続性・一貫性をはかり、「伊丹の教育の完成は市高で」の考えの下、教職員や本校生が地域の学校と交流することによって、地域理解を深める。
(6) 他者と協働して、新たなものを創造する力の育成
探究学習を通して、生徒に実際のプロジェクトに取り組む機会を提供する。チームで協力して問題を解決するプロジェクトは、創造性と協働力を養う。また、チームで協力するためには効果的なコミュニケーションが必要でる。そのために、プレゼンテーションやディスカッションの機会を設ける。さらに、デジタルツールやプログラミングを使った授業を通じて、テクノロジーの力を活用する方法を学ぶ。生徒に興味深い課題を与え、自分たちで解決策を考える機会を提供することにより、問題解決力を養う。
更新日:2024年05月22日