「自分達で決める!」(10月16日)
10月になっても夏日を記録する毎日ですが、園庭に出ると4歳児クラスの子ども達積極的に体を動かして遊んでいます。
春から遊んでいた体操などをするだけでなく、野球やバスケットボールなど、この夏のニュースなどで見知った遊びを自分達で始める様子が見られました。
巧技台や平均台、フープなどを用いてコースを作るサーキット遊びも子どもがアイデアを出し、保育者と場を構成して遊んでいきました。
その繰り返しの中で、サーキット遊びが単なる運動遊びではなく、子ども達の中で『宝探しに行っている』というイメージが共有された遊びに変化していきました。
保育者も一緒にコースを作る中でどんな構成が必要かを尋ねると、
「最初はどんなコースにする?山を登る感じのところにする?」
「ここは虫を避けていく道(ネットくぐり)ってことにしよう!」
と、子ども同士でどのようなサーキットの場を作るか相談する様子が増えていきました。
実際に自分達で考えた宝探しの道(サーキット)で遊ぶことで、
「もっと難しいところもいる。」
「簡単コースと難しいコースに分けたら?」
など、よりアイデアが豊かになったり、友達と意見を提案しあったりするようになっていきました。
他にも野球では得点が入るルールを相談したり、ダンスでは個々が自由に踊っていたところから持ち物や踊る順番を考え始めたり、それぞれの遊びで子ども達が主体的に遊び方を決めていく姿に育ちを感じます。
「僕たちで決めたんやで!」
と満面の笑顔で話す子ども達が様々な遊びを”自分達で進めている”と実感できるよう、子どもの発想や意見を活かした環境を整えることで活動を支えていきたいと考えています。
更新日:2024年10月19日