年下の友達と一緒に♪(3月13日)

更新日:2023年03月14日

乳児クラスの玩具を通して
手が小さくてかわいいね!

0~3歳に楽しんでもらうことを目的に4歳児と一緒に取り組んだ『どきどきまつり』を通して、異年齢の友達との距離がぐっと近付いた5歳児の子ども達。

ですが、わかばこども園は1階で乳児、2階で幼児が過ごしていることや、年齢に応じた生活リズムで過ごしていることにより、日々の自然な関わりは園庭が中心となってしまいます。

そこで、どきどきまつりで深まった関係を大切に、卒園まで残りわずかな5歳児と乳児クラスの子ども達とが関わる機会を設けられないか、保育者間で相談をしました。

みんなで手遊びをしよう♪
手をつないでふれあい遊び!

その相談により、2歳児が5歳児の保育室に遊びに来たり、5歳児が0,1歳児クラスに行ったりする日を設けることになりました。

そのことを子どもに伝えると

「え?乳児さんの部屋で一緒に遊んでいいの?」

「どんなことなら一緒に遊べるかな!?」

と、大喜び。0歳児とは安心した環境で関われるようにいつも遊んでいるものを通して、1歳児とはクラスの保育者と一緒に踊れる体操やふれあい遊びを通して遊びました。そして2歳児とは、5歳児の主体性や相手の立場になって考える力が育ってきたことを踏まえ、どんな遊びをしたいかを5歳児に投げかけることにしました。

にらめっこしましょ!
楽器はこうやって使うよ!

5歳児は3クラスありますが、『ガチャガチャバンド』のダンス、ふれあい遊びの後に、にらめっこをする、保育室にある楽器を通した遊びなど、それぞれが2歳児も楽しめるもので遊ぶことに決まりました。

はじめはじゃんけんや、なべなべそこぬけなど、少し難しい遊びも提案されていたのですが、「それはみかん組(2歳)には難しいかも!」と子ども同士で気付く様子に、相手の立場で考える力の育ちが感じられます。

一緒に遊ぶ中では、2歳児と目線まで合わせてダンスを丁寧に教えていたり、0,1歳児の頭を優しくなでたり、抱きしめていたり、とても温かみのある関わりがたくさんでした。

この微笑ましいやり取りが、0,1,2歳児には年上の友達への親しみに、5歳児には年長者としての自覚につながったと感じます。

5歳児が卒園するまであとわずかですが、子ども同士が互いに気持ちを寄せながら過ごす時間を大切にしていきたいと思います。