2022運動会
運動会と聞いてどの様なものを想像するかは人それぞれにあると思います。子どもの頃の思い出として残っているものもあるのではないでしょうか。
わかばこども園は開園してから2回目の運動会となりました。
春から運動会をどのように開催するかを職員間で話し合い、゛子どもによる、子どものための運動会” にしようと、子どもたちがどのような遊びに心をときめかせているかを見守りながら体を動かす遊びを継続してきました。
4歳児クラス
冒険チャレンジサーキット遊びとしっぽとり遊びのどちらかを自分で選びました。サーキットの内容は子どもたち自身が用具や遊具を組み合わせて作りました。
これまで様々な組み方でチャレンジをしてきたので、周りの子と高さや遊び方を相談しながら決めるようになってきました。
しっぽとり遊びを重ねるうちに、つけるしっぽの数やとられた後はどうするかなどのルールを子ども同士で決めるようになりました。
クラス対抗の玉集めは、曲に合わせて踊る時間と玉を集める時間が交互にあります。曲を聴きつつ、どのクラスの陣地に玉がたくさん集まっているかも確認しつつ、様々な方法で集めていました。
はじめは少人数でやりたい子がしていた遊びが広がってきてクラス対抗につながりました。友達と一緒にするからこそ楽しさを感じたり、勝てる方法を提案したりしていましたよ。
3歳児クラス
大好きな虫をテーマに、原っぱに見立てた運動遊具のサーキットで自分の好きな遊び方で存分に楽しんでいました。遊んだ後に、広い草むらを想定した運動場を飛んだり跳ねたりしていると、虫取り網を持った人が現れました‼虫になりきっていた子たちは、追いかけてもらうことを楽しみながら大はしゃぎで逃げていました。
使い終わったものは運びたい子が積極的に片づけをしていました。一人で運びたい子、周りの子と一緒に大きめの遊具を運びたい子など様々ですが、遊びが楽しいと片付けも進んでする子が増えました。
タオルを使って親子で運動タイムをしました。様々な触れ合いを楽しめる内容で、子どもたちは満面の笑顔でした。その横で一緒に楽しんでくださっている保護者の方の表情からは愛があふれていました。
5歳児クラス
”運動会で何をしたいか”を子ども自身が考えて出し合ったアイディアの中の一つにおみこしがありました。ちょうどそのころ、市立伊丹高等学校から譲り受ける話をいただけたので、子どもたちがさらにアレンジをして運動会で担ぎました。
自分たちで考えあげた運動会の進行ももちろん自分自身で行いました。どの様な言葉を言えばみんなに伝わるかを考え、一人一人が自分の言葉で話していました。
表現では、自分たちが使いたい道具を自分で作ったり、友達と誘い合って踊りを考え相談して決めたりしながら、曲に合わせて思い思いのダンスをしていました。
様々な表現が入り乱れる中にも、よくみると友達と目を合わせて曲と友達の動きに意識を向けながら一緒に踊りきる姿が輝いていました。
グループダンスからクラスごとのパラバルーン演技への流れもスムーズに子どもたちが進めていきました。
同じ曲でも、動きはクラスごとに決めたのでそれぞれに違います。先生の手も借りることなく、自分たちで声を掛け合いながら動きを合わせて表現し、達成感や充実感を味わっていました。
クラス対抗三つどもえ戦の警泥。
毎日のように園庭やこらくるグラウンドを走り回りながら、ルールを決めたり作戦をたてたりして作り上げてきた遊びです。スタート前からクラスで作戦や意気込みを伝え合って意欲満々!勝っても負けても全力でやり切っていました。
ここでご紹介していないプログラムも多くありますが、3歳児から5歳児までが、それぞれの発達や興味関心に合わせて日頃の遊びの中から運動会を作り上げました。
保護者の皆様の感想も "子どもが生き生きと楽しんでいた” "毎日のように帰宅後に話していた遊びがやっと見られた” など意欲的で主体的な子どもの姿を見つけてくださったものが多数ありました。
運動会が終わったと瞬間に「運動会、もう一回したい!」と子どもがつぶやいたのですが、その様な気持ちがまたこれからの毎日の遊びにつながっていくようにしていきたいと思います。
更新日:2022年11月01日