たのしいね!がいっぱい(いちご組)
進級、入園からもうすこしで約2か月半。
4月当初は、保護者の方と離れることが寂しかったり、不安に感じてじっとしていた子どもたちも、随分と新しい環境にも慣れ、笑顔がたくさん見られるようになってきました。こども園では、何が不安なのだろうか、何が好きなのだろうか、どんな事が楽しいと感じるのだろうかなど、一人ひとりの今の子どもたちの内面を大切に保育しています。
保育室では、細長い穴にカードを「ポットン」と落とし、「あ!」と指をさしながら笑顔になって自分で拍手をして楽しんだり、チェーンを一つずつカゴのフックにかけたりして楽しんでいます。しっかりと「見て」「指先を使って」遊ぶことで、自然と目と手の供応作業の経験を積み、「やった!」「出来た!」という達成感にもつながります。また、出来たことを保育者に受け止めてもらい、共に喜んでもらうことで自己肯定感も高まっていきます。
ままごとでは、赤ちゃんの人形をおんぶ紐やだっこ紐で連れて歩いたり,世話をしたりすることでイメージが広がります。
このように、生活に密着した子どもたちの興味を引くような環境をたくさん用意しています。
園庭は自然が溢れ、今の季節ならではの草花や小虫などとの出会いがたくさんあります。
花を見つけると、「あ!」と指差して保育者の顔を見ます。そんな時に「綺麗だね」と言ってもらうと「うん」と首を振って共感してもらったことを喜んでいます。また、幼児が色水を作ったりダンゴムシ探しをしている所に仲間入りさせてもらってじ~っと見たりそっと触れてみたりして興味が広がっています。
6月に入って行動範囲も広がり2階のウッドデッキでも幼児に交じって駆け回って遊ぶ姿も見られています。ウッドデッキまでの大階段では、体のバランスを保ちながら片足ずつ動かして昇り降りするので、知らず知らずのうちに、運動量が増えて体も鍛えられます。
一人一人が保育者や周りの子と安心して笑顔で過ごせるように、日々信頼関係を築き、「自分は愛されている」と感じて過ごせるようにしていきたいと思っています。
更新日:2022年06月28日