おんぶ【6月28日3歳児クラス(つき組)】

3歳児クラスの子どもが、「あかちゃんおんぶした!」と、背中を向けてあかちゃん(人形)がおんぶできたことを見せてくれました。

 

おんぶできたよ

 

あら?

あかちゃんがさかさまになっていますね。

それを知らせると、「ちょっとまって!もういっかいやるからみてて!」と・・・。

 

どう?

 

「こうやるのかな~。」「むずかしいなぁ~。」

どうしたらあかちゃんがおんぶひもにおさまるのかを、あれやこれやと試しています。

 

こうかな?

 

そばで見ていた子どもが、「てつだってあげようか?」とおんぶ紐を手に取りました。

 

3歳児クラスの子ども達は発達段階として『自分でやいたい!』気持ちが大きくなります。

お互いの『自分でやりたい』思いがぶつかり、子ども達の間で葛藤が生まれることがあります。

ただこの時は、声をかけられた子どもは相手の子にじっと身をゆだねていました。

あかちゃんを思うようにおんぶをしたい思いが強かったのでしょうか。

 

やってあげる。やってあげるね。

 

『こんな感じ?』紐の通し方がちょっと違いますね。

 

あれ?

 

「ちょっとまってな。」ともう一度。

今度は紐を通す順序を確認しながらゆっくりやってみると・・・。

 

しんちょうに。

 

できました!

 

できたね。

 

思うようにおんぶができた子どもは満足げな笑顔。

そして、手伝った子どもはやりきった表情。

 

こうした関わりや時には葛藤をして、3歳児の子ども達は少しずつつながっていきます。

これからも遊びの中での子ども達の思いや心の動きを見守りたいと思います。

 

【みんなの先生】