ヤギ大きすぎるやん【2月13日5歳児クラス(そら組)】

お話の世界に親しみを持ち、5歳児クラス(そら組)では『三びきのやぎのがらがらどん』ごっこを楽しんでいます。

表現遊びと人形を使った表現遊びに分かれて遊んでいます。

 

こちらは人形を使った表現遊びのグループです。

絵本を見た後、グループで何を作るのか相談し作り始めました。

 

表現

 

上の写真の左の子どもがヤギ、右の三人の子どもが山と橋を作りました。

 

表現

 

赤で囲んでいるのものが山、黄色が橋です。

作った大きいヤギを橋に渡らせ、山に乗せてみると・・・

 

表現

 

「・・・・・」

「・・・・・」

(サイズ感が合わずしばらく無言の時間が続きました。)

 

「(ヤギが)でかすぎて(橋を)渡られへん。」

「(山に)小さいヤギと中くらいのヤギが入らへん。」

*お話の中では3匹のヤギが登場します。

「大きいヤギをもっと小さくしよう。(作り直そう。)」

「山ももっと広くしよう。」

 

作って遊ぶことを繰り返して、試行錯誤しています。

 

表現

 

山が広く(大きく)なりました。

 

表現

 

右の中くらいのヤギと大きさを比べながら、大きなヤギを新たに作っています。

「(大きさは)これくらいかな?」

「中くらいのヤギと(大きさが)一緒やん。」

「(中くらいのヤギより)ちょっと大きい箱で作ったで。」

「(中くらいのヤギより)ちょっと太ってるみたいやな。」

「これでいいねん。」

思わずクスっと笑ってしまう会話をしています。

 

よく見ると、左の大きなヤギの角はモールを使ってひとまきしています。

右の中くらいのヤギの角はストローを使っています。

この後、中くらいのヤギのツノを切り、ヤギの大きさの違いをツノで表現していました。

 

自分達で必要なものを考え、子ども同士でイメージを共有して作りあげています。

そして、細かいこだわりがたくさん詰まっています。

子どもが自分達の力で遊びを進めていけるように、保育者は子ども一人一人の発想や自分なりの表現を大切にして支えています。

 

【5歳児クラス(そら組)担任】