保健室から見ると(6月21日)
ささはらこども園の保健室は園庭からも出入りができます。
毎日、保健室には園庭で遊ぶ子ども達のきらきらした声が聞こえてきます。
ちょうど保健室の前に木の葉のステージとお茶を飲むスペースがあるので、自然と子ども達が集まります。
今日は、保健室から見る子ども達の姿をご紹介したいと思います。
下の写真は、保健室に置いてある歯の模型で真剣な表情で歯磨きをする子ども達です。
6月から4歳児クラスで食後の歯磨きが始まっています。
その事前指導(『ほけんのはなし』)として、歯ブラシの扱い方や歯の磨き方をこの巨大ハブラシと歯の模型を使って話をしました。(6月7日HP参照)
その時に、子ども達は大きなハブラシと模型に興味津々の様子だったので、保健室に置いてあることを知らせていたのです。
次の写真は、3歳児クラスの子どもが2歳児クラスの子どもと手を繋つないで保健室に来た時のものです。
どうやら、泥遊び水遊びをして服が泥まみれになったようで、少し浮かない表情です。
「せんせいこの子どろどろになってる。」と手を繋いで心配しながら連れてきました。
4歳児クラスの子どもが1歳児の怪我をした子に氷を当てて冷やしている様子です。
この時、同時に数名が擦り傷等で保健室へ手当てに来ていました。
実は冷やしてくれている子どももその一人です。
私が1歳児クラスの子どもを膝に抱えながら氷で冷やす様子を見て、「〇〇が持っとこうか?」と言ってくれました。
涙を流す年下の子どもに優しく声をかける子。
声はかけなくても優しい目で見守る子。
こども園ならではの異年齢の子ども達の自然なつながりの一場面です。
異年齢の子ども達が場を共有しながら過ごすことで、小さい子どもを愛おしく思う心や、年上の子どもに憧れる気持ち、そして誰かの”困り感”に気が付く心に、とても温かい気持ちになりました。
保健室からは、このように、いつも子ども達の遊びと遊びの間の時間を見ることができます。
ふと休憩しにくる子、保健室に来て何かを話すわけでなくニコっとしてまた走って次の遊びを探しにいく子。
子ども達の姿は様々です。
保健室がいつも子ども達にとって心休まる場所であり続けたいと思います。
【保健室 養護教諭】