はかりたい【7月21日保健室】
ささはらこども園では、毎月全学年を対象に身体計測をします。
子ども達には、「大きくなったかなぁするよ。」と声をかけながら準備の整った子から測っています。
4月当初は、今日が身体計測の日だと知って不安になる子もいましたが、少しずつ慣れてきたようです。
ある日、私(養護教諭)は4歳児クラスの保育者に「後で部屋に見に来てください。」と声をかけられました。
覗きに行くと・・・。
「せんせい、みて!」と、きらきらした表情で子ども達が集まってきてくれました。
何をしているところだと思いますか?
『身体計測ごっこ』なのです。
壁に貼られた灰色の画用紙が身長計で、四角く切られた足元の段ボールが体重計のようです。
その後ろの絵が描かれた足元の画用紙は、並ぶ人用の足マークだそうです。
上靴を脱いで、自作の体重計に乗る人と測る人、そして並ぶ人にわかれています。
そのやり取りをみていると、「足揃えて」「かかとつけて」「さんじゅうよんせんち!」等々。
「足を揃えて」「かかとをつけて」は、いつも身体計測の日に子ども達に伝えていることです。
よく聞いているなぁと感心しました。
別の場所にも手作り身長計が貼られていました。
目盛りのように数字が書かれています。
足元には、立つ場所の目印である足マーク。
「これはな、こうでな」「これは〇〇がつくってんで!」とそれぞれにプレゼンテーションしてくれました。
子ども達の工夫や考えてつくったんだろうなということが伝わってきます。
身体計測は月に一度の機会ですが、よく捉えているなぁと驚きました。
身体計測の機会が子ども達にとって新しい気づきや学びの場になっていることにとても嬉しく思いました。
【7月21日 保健室の先生】