大発見!面白いからもっともっとやってみよう!4歳児(2024.2.1)
室内では、友達と一緒にコマ回しを楽しんでいます。コマを回すだけではなく、遊び方がどんどん変わってきています。自分だけの考えではなく、友達と知恵を出し合い、考えを伝えあい楽しむ姿が見られています。
自分だけのコマでコマ回しを楽しんでいます。持ちながらペンで色を着けると思うようにまっすぐ描けないので逆様に回しながらそっとペンを置くと上手く描けることに気付きました。「こうすると描けたよ」と発見したことを嬉しそうに保育者に伝えてくれました。
「やったぁー回った!」「ここから出ないように回すぞ!」仕切りをつけることで回す位置を意識するようになりました。
「二つのペンを置いてみるとどうなるだろう・・」「あっ色が着いた!」と友達と一緒に考えを出しながら試してみます。周りの友達も興味津々で見つめています。ここから遊びが広がっていきましたよ。
タイヤ遊具を引っ張っていたら2人の友達がタイヤに乗り「うーん重たいっ動かない」と困っていると・・・
友達が「手伝うよー」と来てくれました。乗っていた友達も動かしやすいように少しお尻の位置を上げてみます。動かしたいというみんなの気持ちが一つになり、少し動くと「やったー、みんなでやると動いた!」と喜んでいます。さらに色々試す中で紐を持つ位置や両手で持つことで沢山動く!と気付いていました。
ある寒い日の朝、園庭で見つけた氷を大切に部屋に持ってきて友達に見せていました。発泡スチロールが引っ付いて固まっていて「ここは冷たくないし、くっついてるのは何でだろう」と触りながら自然の不思議さに気付いていました。
雨上がりのある日、柵に沢山着いていた小さな雫を見つけると、そっと指で触っていました。
すると指先に水滴がつき「わぁ見て水がついた!」「ここでもついた」「(水滴が)三角の形になった」と雫遊びが始まりました。何度も繰り返す中で友達と水滴同士をくっつけてみたり、そっとしないと水滴がつぶれることや指先から零れ落ちないようにすることを意識したり・・・・
「ぬいぐるみでもやってみよう」とやってみると、布が水を吸収してしまいます。「あっ!色が変わった」「これだと水がべちゃってなった」と水の面白さに気付いています。
雨上がりは他にも子どもたちの遊びを広げてくれています。猫のごっこ遊び中、回廊にお散歩に行きました・・・。小さな水たまりを発見し「よぉし飛び越えるにゃん!」と大きくジャンプ!それを見た友達も続いてジャンプ!「いけたっ」と満足げな表情で楽しんでいました。
保育者は水たまりをすぐ取ったり、雫を拭いたりするのではなく、雨上がりだからこそ遊びに繋がるだろうとあえてのこしておきました。子ども達の心が動いた瞬間を見逃すことなく、遊びを支えていきたいと思います。
園生活の中で一人で時には友達と共に遊びながら多くの気付きがあります。この気付く力は、人が生きていくときにとても大切な力の一つです。好奇心や驚嘆する心(感動)や探求心からこの気付く力は育っていくと言われています。
遊びを通して子ども達の学びをしっかりと伝えていきたいと思います。
更新日:2024年02月01日