みんなでおいしいさつま汁を作ろう!(2022.11.30)

更新日:2022年12月01日

11/29(火曜)

クッキング前日、鍋に入れる出汁の元になる『昆布』と『鰹節』の話をしました。触ったり香りを嗅いだりして,匂いや硬さ、触感等、子どもたちの中で発見がありました。また、さつまいもを洗って調理の先生に届けると、明日への期待を膨らませていましたよ。

「昆布は固いね」「鰹節ってサクサクしてるー!」

 

「昆布ってスープに入っているよ」「鰹節はたこ焼きとか焼きそばにかかってるね」

「見てみて、綺麗に洗ったよー!」

 

 

「いい匂い」「何か変なにおい」等子どもたちは感じたことをつぶやいていました。

「泥をとって綺麗にしよう」「明日のお汁に入れるからね」

「美味しくしてね」「お願いします」と調理の先生にお届けしました。

 

11/30(水曜)

クッキング当日、子どもたちがこども園で育てて収穫したさつまいもを使い、さつま汁を作りました。朝の挨拶と共に「今日はクッキングだね!」と笑顔で登園してきました。園庭に大きな鍋を見つけてさらに期待が膨らんでいましたよ。

調理の先生が包丁の切り方の見本を見せてくれました。「おぉ!すごい!」「早く切りたい!」と意欲的になっていましたよ。

うみ組、そら組は人参や大根、さつまいもを包丁で切ったり、こんにゃくを手でちぎったりしました。

「かたいなぁ」と言いながらも、一所懸命に一つひとつ食材を切っていました。

 

慎重に切ったり、力を込めザクザクっと軽快に切ったりと、色々な姿がありました。料理の楽しさや難しさを感じているようでしたよ。

ピーラーの角度や力加減が難しそうにする子や、慣れた手つきで皮をどんどんむいていく子などそれぞれ自分なりにクッキングを楽しんでいました。

にじ組、はな組、ひかり組はピーラーで大根、人参の皮むきをしたり、玉ねぎの皮を取ったりしました。

「玉ねぎの皮をむくのも楽しいね」

皮をむいた野菜を年長クラスにお届けです。

エプロンや三角巾をつけ手を消毒をしながら、これから始まるクッキングにワクワクしていました。

つき組、ほし組は白菜としめじ、あぶらあげを手でちぎりました。

「どんな匂いがするかなぁ」

しめじをほぐしながら、一本一本並べたり数えたり…それぞれの楽しみ方がありましたよ。

子どもたちの調理の後は、園庭で大鍋調理です。パチパチと薪が燃える音に気付いたり、モクモクと上がる白い煙を見て「わぁ!」と驚いていました。

自分たちで調理した具材を見て、僕たち、私たちが切ったよ!と自信を持って友達に知らせていました。

もも組、いちご組、みかん組の子どもたちもお鍋の調理の様子を見に来て、楽しい雰囲気を感じていました。

鍋の中にどんどん具材が入っていき、子どもたちの期待も同じように膨らんでいきます。

お鍋でぐつぐつしている間にほっと一息。前日に見た昆布と鰹節の合わせ出汁を試飲しました。「味がない」「おいしーい!」とそれぞれ感じたことを話していましたよ。

待ちに待った給食の時間。完成したさつま汁を美味しそうに食べる子どもたち。自分たちで作ったお汁は格別な味でした。

季節の野菜がたっぷりと入ったさつま汁のクッキング。匂いや味、手触りや色、音等、調理中には五感全てを使っていて子どもたちにとって刺激がたくさんあります。自分たちで育て、収穫し、調理することで食べる意欲に繋がっていました。また、秋の食材の美味しさや調理の先生への感謝の気持ち等を感じてとても良い経験になりました。