カマちゃんありがとう(10.29)
4歳児クラスで飼育しているカマキリが死んでしまい、子ども達が気付くと「元気なかったのかな」「お腹がすいていたのかな」など思いを寄せる言葉が沢山あふれ出していました。
このカマキリは、クラスのある一人の友達が家の庭先で見付け、クラスの友達に見せたいともってきたカマキリで、クラスで飼育をすると決めた時に、「名前はどうしよう?」「かまちゃんにしようよ!」と皆で決め、子ども達が自ら名札を作り、大切に育てていたカマキリでした。
皆でカマちゃんの為に餌探しをしたり、捕食しているところを見たり、カマちゃんの飼育を通して沢山の発見と感動体験がありました。
皆に愛されたカマちゃんが死んでしまった事を悲しんでいたら、なんと飼育ケースの端に小さな白い塊が。「卵産んでる!」と子ども達が発見し、「カマちゃん卵を産んでくれてありがとう!」と優しい言葉が聞こえてきました。カマちゃんを見つけて連れてきた子どもが、「クラスの会で皆に話したい。」と自ら伝えたいという気持ちが芽生え、とても良い機会となりました。
進級した春には、カマちゃんの赤ちゃんに会えるかもしれないと期待を寄せながら、皆で話し合い、カマちゃんのお墓を作ることにしました。生き物の飼育を通して、心の育ちを沢山感じた1日となりました。
更新日:2022年04月07日