ボール、ぽとん。(5月19日)
入園から1か月半が経ちました。
入園した当初は泣き声があふれていたももぐみ(0歳児)の子ども達も、少しずつ保育者の抱っこやおんぶから離れ、興味を持つものに自分から近づいて見たり触れたりする姿が見られるようになりました。
もも・いちごぐみの保育室には、段ボールに穴をあけたぽっとん落としの玩具があります。
ボールを見つけて手に持って遊ぶ子どもたちの姿から保育者が新たに用意しました。
Aちゃんがぽっとん落としの側にやってきました。
保育者は側に用意していたボールを、「ぽっとん。落ちたね。」と言葉を添えて落として見せます。
「やってみる?」と保育者がボールを見せると、Aちゃんは新しいボールを手に持ち、保育者の真似をして穴の中にボールを入れようとします。
ぽとん、とボールが下に落ちました。
「ボール落ちたね。」と保育者はAちゃんに優しく語り掛けます。
保育者の顔を見つめたAちゃんは、その後何度もぽっとん落としにボールを落としていきます。
そして落とすたびに、保育者の顔をちらりと見ています。
保育者もAちゃんの気持ちに寄り添い、ボールを落とすたびに優しく声を掛けます。
側で自分を温かく見守ってくれる保育者がいることで、安心して遊んでいるのだなと感じる一場面です。 【0歳児 担任】
更新日:2021年05月19日