園長挨拶

更新日:2025年04月04日

   伊丹市立伊丹幼稚園長の大米 美初香です。

   本園のビオトープには、ヤゴやアメンボ、秋から冬にかけては鳥も飛来し、自然生態系を観察したり、実際に水の中に手を入れて虫を探したりする、体験を通した保育を行っています。自分で選んで、決定し行動して得た学びは、小学校以降の教育の学びの基礎となります。

   私が大切にしている考えに「知行合一」という言葉があります。「知ることと行うことは一体であり、真に理解するためには行動が伴わなければならない」という考え方です。子どもが、体験を通して「おもしろい」「もっとやってみたい」「どうして」と感じる心の動きを丁寧に読み取り、子どもが試行錯誤し、失敗の体験も次への糧にして探求を深め、知識と体験とを総合的に学びにつなげられる幼稚園をめざしていきます。嬉しいときには一緒に喜び、困ったときには子ども自身が解決への糸口を見つけられるように寄り添う教師でありたいと思っています。

   子どもの「今」だけでなく「未来」に目を向け、全職員で協働して保育実践してまいります。

   今年度も本園の保育活動に、ご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

令和7年(2025年)4月1日