氷、発見!(1月14日)

更新日:2022年01月19日

ビオトープの水がうっすら凍っていたこの日。先生達は、この氷に気付いて子供達がどんなやりとりを行うのかを楽しみに、子供達の登園を待っていました。

 

朝の身支度を終えたそら組の数名の子供達は、12月にもビオトープが凍っていたことを覚えており「寒いから、もしかしてビオトープ凍ってるんちゃう?」「えー、行こう。行こう!」と自分達で誘い合い、走ってビオトープへと向かいました。

半分凍っているビオトープを見つけると「やっぱな!」と嬉しそうでした。早速、どれくらいの氷なのかを調べ始めました。側にいた先生は(この発見を他のクラスにも知らせて欲しいな)と感じ、子供達に「そら組の発見を知らせたい友達はいるかな?」と声をかけました。すると「ほし組に教えてあげよう」「でも、ここまでこれるかな?」と先生の言葉をきっかけに相談が始まり・・・「持っていってあげたらいいやん」「こんなんあるから、外に来る?って誘ってみようか?」と伝える言葉や方法が決まりました。

冷たい氷を手に持って、溶けないようにと走ってほし組のお部屋の前に行き、「ほし組さん、こっち来て!」「氷やで!」と声をかけました。

 

ほし組の子供達は、大好きなそら組さんが持ってきた氷に目を輝かせ「みせて」「ちょうだい」とお願いをします。「冷たいで」と優しく手渡していました。また、数名は「先生、お外行きたい」と先生に伝え、先生と一緒に外に出かける支度をはじめていました。

にじ組にもお知らせに行くと、「僕も行きたい」と数名の子供達がビオトープに向かいました。

そら組の子は、氷を欲しがるほし組の子に氷を渡していました。すると、その様子を見て、にじ組の子もまねっこをして「こっちもあるよ、どうぞ」とそら組の子と同じように優しくほし組に関わる姿が見られました。

 

また、ほし組の子達はまだ室内にいる先生や友達に氷を見せようと、お兄さん達から氷を受け取ると走って自分のクラスにむかいました。

(伝えたいことがある!)(伝えたい友達がいる!)こんな気持ちで子供達同士が関わり合っている様子があちこちでみられた1日でした。これからも、直接体験・感動体験の機会を逃さず、子供達が生き生きと遊びややりとりを楽しめるように保育を進めていきます。