ひも(7月2日)
縄の先を巻きつける。
2歳児の姿です。
テラスで縄とびをしていると、子どもたちが片側の縄跳びの先を柵に巻き付けようとし始めました。ひもをくるくると巻き付けるのが、おもしろいようです。
そこで保育者は、室内でもひもで遊ぶ環境を準備することにしました。
筒にくるくる…。
準備した、ひもと筒。
さっそく、子どもたちは「なんだろう?」と興味津々です。
まずは、片方の手でしっかりと筒を持ちながら、ひもを巻き始めました。
端から順番に巻いたり、左右斜めに巻いたり…。巻き方も個性いっぱい!
繰り返すうちに、しっかり筒を持ち、ひもをピンと張りながら巻くと巻きやすいことに気付き始めました。
友だちと一緒にくるくる…。
こちらは、壁にひもをくくりつけたコーナー。
さて、子どもたちはどんな巻き方をするのでしょうか。
まずは、ひとりずつ筒を両手を使って巻きはじめます。
だんだん友達と一緒に合わせて巻いたり、速く巻こうとしたり…。子どもの工夫が見られ始めました。
巻き終わった後に手をサッと離すと、シューっと筒が落ちることに面白さを感じ、何度も何度も繰り返し、子どもたちの大好きな遊びのひとつとなっています。
「もしもし~」
こちらは筒とひもの形から、”電話”をイメージしています。
「もしもし~」「は~い」と言いながら、友だち同士で目を合わせてにっこり。
身近な大人のすることを真似ているんですね。
”ひも” いろいろな展開がありました。子どもたちの発想力に驚かされます。
子どもの関心の芽を見逃さず、環境を準備することは私たち保育者の大切にしている心がけのひとつなのです。