こんなに大きくなったよ
気がつけばもうすぐ4月になりますね。ひよこ・あひる組の1年前の子ども達の姿を思い返すと色々なことに興味や関心を持ち、自分から“やってみよう”とする姿が見られ大きくなったことを日々感じています。
お姉ちゃんに絵本を読んでもらっています。 前までは保育者に“よんで”というように手渡ししていましたが、ワンフロアで過ごす中で関わりが深まり自分から絵本を渡し読んでもらう姿が見られました。
お姉ちゃん達が水やりをしている姿を見て、ジョーロに水をいれてお花にかけてあげています。繰り返し水やりをしている中で、どうしたら水をこばさないように運べるかに気づき、持ち方や水の量も考えていました。
お兄ちゃんと一緒にボールの投げ合いを楽しんでいます。お兄ちゃんがボールが届くように近くまで来てくれたことでボールを受け取ってもらう嬉しさを感じています。繰り返しボールが返ってくることを楽しみ、ボールを高く上に投げようとしていました。
一緒に遊んでいたお兄ちゃんがボールを手でつきバウンドしている姿を真似しようとしています。最初は、思うようにボールがバウンドせずどうするか様子を見ていると、膝を曲げ全身を上下に揺らすと少しボールがバウウドしたことに喜んでいました。
保育者やお姉ちゃん達がほうきで掃除をしていると…どこからともなく小さなほうきを持ってきて掃除をする姿が見られました。ほうきがどこにあるのか、自分の体に合った小さなものを選ぶ姿に成長を感じました。普段の生活の中で身近な人の姿をよく観察していることが伝わってきた瞬間でした。
カラーコーンの上に空いている穴を覗いて何かを観ているようです。しばらくすると近くにいた保育者に「ありさんが かくれんぼしてる」と教えてくれました。このつぶやきから狭い場所や暗い所にアリがいたのを隠れていると思ったのです。子ども達の何気ない言葉から、自分と重ね豊かな感性へとつながっていくことを感じました。
園庭にある段ボールハウスを見つけ、“なにがいるのかな?”というような表情でゆっくりと中にはいっていきました。中は少し暗くて狭い場所ですが興味深々な様子でした。
迷路みたいに続く段ボールハウスの中をワクワクしながら進んでいます。しばらくすると… 「ま~だだよ~」「もういいよ~」との声が…隠れる場所にいいと思い、気がつくとかくれんぼごっこが始まっていました。
段ボールハウスの中で、保育者にみつからないように隠れています。頭だけでなく全身を隠すように丸くなるとみつかりにくいと考え、隠れている姿が見られました。遊びや生活の中でどうしたらいいかと考えることが子ども達の成長へつながっているのですね。
お姉ちゃん達が絵具で段ボールハウスに色を塗っている様子を見ていたあひる組の子ども達。 近くにあった筆を持ちそっと色をつける姿が見られました。周りの様子を見ながら少しずつ絵具をつけ、地面に近い場所は腹這いに近い姿勢になり考えて楽しんでいました。
この1年間で子ども達は、色々なことに興味や関心を持ち探索や遊びの中で発見を楽しむ姿が見られました。荻野保育所では、異年齢児との自然な関わりができるからこそ、刺激を受け“じぶんでやってみよう”という気持ちを持ち、子ども達なりに試行錯誤して気づきがあるのだと感じています。4月からは、1つ大きくなり、どんな成長した姿を見せてくれるか今から楽しみにしています。