新米クッキング
先日、5歳児クラスの子ども達が新米クッキングをしました。
この新米ですが、春からバケツで育てていたました。
それを秋になって収穫し、脱穀、もみすり、精米したお米です。
このお米を使っておにぎりを作ります。
様々な工程を経てできたお米の少なさに「これだけ!?」と驚く子どもがいました。
(新米クッキングでは、購入した新米を加えています。)
ご飯の炊けたにおいに「おうちと同じにおいがする!」「おいしそう!」と感じたことを口々に話していました。
自分達で精米したお米は少し茶色がかっていて「炊けてないのかな?」「茶色いのゴマ?」と不思議に感じていました。
見本の量と同じくらいのご飯をラップにのせ、握ります。
「泥団子作るのうまいから、おにぎりもできるで。」と自信をもっていました。
「こうやってやってたで。」と両手でご飯を三角になるように包み込み、リズミカルに回転させている子どももいました。
おうちの方の様子をよく見ているのですね。
自分達で作った梅干しも入れます。
おにぎりの真ん中に梅干しが入るように、工夫してご飯をのせています。
この梅干しも、5歳児クラスの子ども達が近所のスーパーに梅を買いに行き、へたを取り、塩漬けにし、毎日毎日交代でもんで、自分達で時間をかけて作ったものです。
保育者が事前に味見をするとかなりすっぱく塩辛かったです。
このことを子どもに伝えると、「梅干し好きやから。」とより多く入れる子どももいました(笑)。
今日の給食は鰆の塩焼き、なます、ニラの味噌汁です。おにぎりに合う献立を用意してもらいました。
自分達で作ったお米のおにぎりの味は格別です。
一人2個ずつぺろりとたいらげていました。
さて、梅干しおにぎりのお味は・・・。
この表情です(笑)。
春からの田植えに始まった新米クッキング。
梅干しやおにぎりなど、普段何気なく口にしている食べ物に様々な工程があることを知ったり、作ってくれる人の大変さや感謝の気持ちを感じたりするきっかけになったと思います。
社会の営みや自分達の周りにいるたくさんの人の関わりに気づけるような機会をこれからも持っていきたいです。