お話を通した遊び(きりん組)2月初旬
4歳児クラスの子ども達は「バッタのぴょんこちゃん」のお話を通した遊びをしました。
バッタになって遊戯室を所狭しととびはね、「向こうにお花があるよ。」と誰かが言うと皆でそちらの方へ行ったり、「草を食べよう。」と言うと自分たちで作った草に顔を近づけ口を動かしたりしていました。
バッタのぴょんこちゃんには行く手を遮るクモが出てきます。
子ども達がクモになって遊んだ日もありました。
「クモってこうやって歩くで。」
「手と足を伸ばして歩いてた。」
と、自分のイメージするクモの動きを体で表現しながら言葉でも伝えていました。
クモの巣を通り抜ける方法をグループごとに話し合い、それを発表し合いました。
友達の前で少し緊張しつつも、自信を持って自分達の作戦を伝えていました。
下の写真はクモの巣に大きな石を落として巣を壊す作戦です。
クモ役の保育者も「あ~壊れる~。」と慌てています。
自分達が考えた作戦がうまくいき、「やったー!」と大喜びの子ども達。
次はみんなでカニになる作戦。
ところが「そんな小さなカニのハサミではクモの巣は切れないぞ。」とクモに言われてしまい…。
むんっ!と立ち上がり大きなカニになっていました。
こちらはおとり作戦です。
1匹のバッタがクモの気を引いている間にほかのバッタがハサミで切るというもの。
でもいざとなると「誰が行く?」「○○ちゃん行ってよ。」とお互いに譲り合うこともありました。
おとりの子どもはクモと話をしている間に、ほかのバッタが手をハサミのように動かしてクモの巣を切っていました。
最後はクモの巣の隙間をすり抜けようとしているところです。
どのグループの子ども達も様々な方法を考え、クモとやり取りをしながらお話の世界でのびのびと表現していました。