どんなにきみがすきだかあててごらん
もうすぐ卒園式です。
「はやく小学校いきたい!」
「保育所でもっと遊びたい!」
「お友達と離れちゃうのはいやだな…。」
次のステップに向けて、子どもたちの気持ちも様々です。
『こんな子どもたちの気持ち…どうしてあげたらいいかな…』
いろいろ考え、こんな絵本を読んでみることにしました。
「どんなにきみがすきだかあててごらん」(評論社)
絵本1ページずつ気持ちを込めて、ゆっくり読みました。
読み終えた後には、
「なんか、心が優しい気持ちになった。」という感想の声。
みんなであたたかい気持ちになり、
大好きな友達と『好きくらべ』をしてみることにしました。
「ぼくはこれぐらいや!」
「桜の木ぐらいすき!」
「私ね、これぐらーい!」
「みんなでぎゅってしよ!」
「ぼくは、満月くらい好き!」
「宇宙最大級に好き!」
ひとりひとり思う好きの形を、『ことば』で…『体』で…表現し、伝え合います。
最後にグループ毎にお互いの好きの気持ちを発表してみました。
「地球をこえるくらい…」
「すきーーーー!」
飛び跳ねるぐらい、好き!
「金星ぐらいずーっと遠くまで好き!」
雲くらい好き!
僕たちのすきな気持ちは、みんなで手をつないだ丸くらい大きいよ!
最後はみんなでも手をつないで…
「みんなのこと、これぐらい…」
「すき!!!!」
保育所での生活を共にした友達。
遊ぶ中でケンカしたり、泣いたり、でも仲直りして、一緒に笑って…
子どもたちにとってかけがえのない存在が、保育所にあります。
これからも自分たちは、いろいろな人に愛されていること
そんな気持ちを忘れないでいてほしいと願っています。