葉っぱをくっつけて遊ぼう!

雨上がり、園庭の黒板に1枚の葉っぱがくっついているのを発見!!

「何でくっついてるんやろう?」「雨で濡れたからかな?」

と子ども達なりに考えていました。

そして、試しに葉っぱをくっつけてみようと遊びがスタートしました。

筆を使って葉っぱを濡らしてみたり、

色々な葉っぱで試してみたり…

“葉っぱをくっつけたい!”という思いから、

それぞれ工夫しながら遊ぶ姿が見られました。

         「この葉っぱは くっつくかなぁ?」

               「わぁ!!くっついた!!」

 

 

そして、同じ場所で同じ遊びをしていても、それぞれ違う目的で遊びだす子どもの姿がありました。

「葉っぱいっぱいに黒板に貼りたいねん!!」

遊ぶ中で、必要な水分量やくっつく葉(アサガオの葉)やつきにくい葉(桜の葉、乾いた落ち葉)があることに気づきます。

コツを掴んでくると、

『黒板いっぱいに葉っぱを貼りたい!!』

という思いが芽生え、アサガオの葉を集め、水たまりに浸して貼る…を繰り返して遊んでいました。

できあがると、「いっぱいになったよ!」と得意気な表情で教えてくれた様子から、

この遊びにを通して満足感や達成感を感じていることが伝わってきました。

「この葉っぱは“あーん”している顔やねん」

葉っぱを探す中で、リンゴの形をした葉っぱを発見したことで、“家族みんなでリンゴを食べる”ところをイメージし、

穴の開いた葉っぱや自分で穴を開けた葉をリンゴの周りに貼り始めました。

家族みんながリンゴを囲って食べている絵が

完成!!

リンゴのように見えた葉っぱから想像が膨らみ、感性の豊かさを感じます。

同じ“葉っぱを黒板に貼る”といった遊びをしていても、子ども一人ひとりの遊ぶ様子を見ると、

それぞれの遊びに対する目的や思いが違ったり、遊びを通して得た育ちも違うことがわかります。