屋根までとどけ
5月の風が園庭に気持ちよく吹き込んでいます。
目には見えない風ですが、風の気持ちよさや面白さを感じてほしいと保育者が願い、風のよく吹く日にビニール袋を使って遊んでみました。
袋を持って走ったり、風を袋に入れてみようとしたり、ビニール袋一枚でも遊ぶ姿は様々です。
風船のようにして、バレーボールのトスのように上にあげて遊ぶ姿も見られます。
力いっぱい袋風船を
上にあげて…
落下地点を予想して構えます
何度かこの子どもは、自分の袋風船を上に上げて落ちてくるのを予想して待ち構えるというの遊びを繰り返していました。
しかしここでハプニングが起こります。
なんと、落ちてくるはずの袋風船が風に乗ってふわふわと飛んでいき…
屋根の上に上がってしまいました!
突然起きたハプニングに周りの人たちも気づきます。
本人はドキドキしていますが、周りの友達は袋風船が屋根に上ったことを聞いてワクワクしています!!
保育者によって、無事に袋風船は屋根から降りてきました。
その後の園庭の子ども達の姿はどうなったかというと…
園庭のあちらこちらで袋風船を作って高くあげようとする遊びが広がっていきました。
こうした子ども達の心弾む体験が『やってみたい、どうなるかな?』という好奇心につながっています。
これからも身近な自然に子ども達と共に目を向けながら興味・関心を引き出していきたいと思います。
園庭の隅で、「それっ!それっ!…」という声…
3歳児も何度も何度も屋根に向かって風船を上げています。
お兄さんの姿をよく見ていたのでしょうね!