冬至
数日前…
保育者:「ここで温泉したいねんなぁ…。」
子ども:「じゃあ私たちが手伝ってあげる!」
ということで冬至を迎える数日前から子ども達と園庭に温泉づくりを始めました。
「ここに温泉って、泥水になるじゃん!」
「本当のお湯を入れれるの?」
子ども達はどんな温泉になるのかワクワク会話をしながら穴掘りを進めていました。
そして冬至の今日。
子ども達と、柚子の香りが出やすいように、チクチク・・・柚子湯の準備をします。
温泉の暖簾も作りました。
この暖簾の布は、以前子どもたちと紫芋を使って染めた布を使っています。
子ども達が泥水になってしまうのでは、と懸念していた穴にはシートを敷いて、保育者で力を合わせてお湯を入れました!
お湯の量はどうかな?
柚子を入れて…
お湯加減オッケー!
足湯に入った子ども達は、ちょうどいいお湯加減と、湯気とともに香る柚子の香りに、体も心もほっこりいい気持ち。
冬至の日には、「と」と「ん」がつく食べ物を食べるといいと言われています。
そこで、こんな特設スペースも設けてみました。
おでん屋さんです!
ここのおでん屋さんでは、ダイコンとニンジンが味わえるのですが、この野菜達は北保育所で採れた野菜なのです。
秋から子どもたちと大切に育て、冬至の前日に収穫をしました。
保育所で採れた野菜で作ったおでんを食べて…
「かあちゃんの作るおでんと同じぐらいおいしい!」
「めっちゃ、あったまったわ!」
と特別な味ということを保育者や周りの友達と伝え合う姿が見られました。
本格的な冬の寒さや厳しさは冬至のころからと昔から言われています。
来る寒さに備えるために言い伝えられてきた日本の風習を、こうして子ども達に伝えていっています。